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宿泊施設名:安田屋旅館
エリア:静岡県三津浜
交通:伊豆箱根線伊豆長岡駅バス15分
口コミ:1件
空室検索・予約: 宿ぷらざ
(画像提供:宿ぷらざ)
太宰治ゆかりの文化財の宿にファミリーや三世代家族で
(2006年07月28日)
所長から
太宰治が斜陽を執筆したという部屋が残る創業明治20年の「安田屋旅館」は、大正7年建築の松棟と昭和6年築の月棟が登録有形文化財の純和風温泉旅館。柱の美しい木目にタイル張りの洗面台など昭和の香りが漂います。
そして、一番のおすすめはすばらしいお料理。肉厚のやわらかいアワビを踊り食い、その日に地元で水揚げされたお魚のお刺身。自家製の梅酒もたまらない。お料理目的で泊まりたい宿です。
安田屋旅館は、天気がよければお部屋からも富士山を見ることができ、同じ富士山を太宰治も見たと思うと感慨深げです。近くにはシーパラダイス、目の前には海水浴場と家族で出かけるのにもピッタリの宿です。
■お部屋
お部屋は全部で14室。歴史のある建物らしくお部屋ごとに趣が変わるところが面白いです。なんと今回は、15畳の和室・次の間7畳・鏡台のある小部屋3畳・広縁・露天風呂・洗面所・トイレと、二人で泊まるには余りあるほどの広いお部屋にしていただけました。
ちなみに、露天風呂付のお部屋は全部で4部屋あり、広さもタイプも様々。開放的にというコンセプトでお風呂から富士山を望めるお部屋もありますが、あまりに開放的なため二人でしっぽりを望む方には不向きです。ちょっと勇気がいると感じる方も多いと思うので水着を着用して入るなど工夫が必要。ファミリーで子供を入浴させるのには便利です。トイレは温水洗浄器付き便座で清潔。
最近は、富士山の方向にマンションができ視界に入ってしまうのが残念ですが、それでも伊豆でも富士山の眺めが良いことで知られる三津浜だけあって、お部屋からの富士山の眺めは天気が良ければ最高です。一部山側のお部屋もあるので眺望を楽しみたい方は予約時に要確認です。
旅館は、バス通りに面して建っているため、思ったより車の音が聞こえます。しかし、夜になると一気に交通量が減り、心地よい波の音が聞こえてきます。しかし、東京に近いこともありテレビは在京チャンネルがすべて見られ退屈しません。
お部屋着は、浴衣と作務衣が一着ずつ用意されています。館内の廊下は畳敷きなのでスリッパは無く素足で歩けるので楽楽。歴史を感じる木の階段など歩くと心地よい感触が伝わってきます。
お願いしていくつかお部屋を見せていただきましたが、次に泊まりたいと思ったのはやはり、太宰治が滞在した「月見草」のお部屋。海に面した富士山の見える2階のお部屋で、「斜陽」を執筆していた当時のテーブルがそのまま残っています。
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![]() 今回は、15畳の和室・次の間7畳・鏡台のある小部屋3畳・広縁・露天風呂・洗面所・トイレと、二人で泊まるには余りあるほどの広いお部屋に! |
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![]() バスローブも用意されていました。 |
![]() 客室の露天風呂。 |
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![]() 太宰治の滞在したお部屋。 |
![]() 露天風呂付のお部屋は全部で4部屋。 |
![]() お部屋着は、浴衣と作務衣が一着ずつ用意。 |
■温泉
昭和のポスターが目を引く廊下を歩き、サンダルに履き替えて更に渡り廊下を歩いた先の高台に温泉浴場があります。泉質はアルカリ性単純温泉で、野天石風呂「満願」(岩風呂)と、野天檜風呂「思い出」の2つの露天風呂があり、午後8時ごろを境に男女入れ替わります。
小さな宿なので、週末や夏休みなどでなければのんびりお湯を楽しめます。広いお風呂でそれも温泉! やはり癒されます。
シャンプーやリンス、ボディソープは何種類かあり、妻も備え付けのものを使ったそうで持参する必要はなさそう。しかしドライヤーは少し力不足。今回宿泊したお部屋は洗面所付で、強力なドライヤーが備え付けて合ったので困りませんでしたが、バスなしのお部屋の場合は確認が必要です。
![]() 泉質はアルカリ性単純温泉。 |
![]() 野天石風呂「満願」(岩風呂)。 |
![]() 野天檜風呂「思い出」。 |
■お食事
夕食は、会席料理で見た目も美しい食べきれないほどの新鮮な料理をお部屋でいただきました。客室係のまさ枝さんが食事の進み具合を見ながらタイミングよく運んできて、丁寧に料理の説明をしてくれます。ファミリーで泊まればお母さんは楽々です!
食前酒として沼津のお寺から頂いたという梅を使った自家製の梅酒から始まり、その日に水揚げされたお魚のお刺身、肉厚でやわらかいアワビの躍り食い、アツアツの天婦羅とボリュームたっぷりのお料理が続き、海の幸を存分に堪能できます。
新鮮でないと刺身では食べることができない“きびなご”は、海に近い旅館ならではの料理。お椀一杯の大きなハマグリの潮汁にはビックリ!
また、朝食もとても豪華で、やっぱり旅館でいただく干物は最高です。卵焼きは甘くて朝にピッタリの味。朝から甘エビも贅沢です。さらに、お味噌汁にお漬物、梅干と、日本の朝を思い出させてくれる素敵な朝食でした。
![]() その日に水揚げされたお魚のお刺身。 |
![]() 肉厚でやわらかいアワビの躍り食い。 |
![]() アツアツの天婦羅。 |
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![]() お椀一杯の大きなハマグリの潮汁にビックリ! |
![]() とても豪華な朝食。 | |
![]() 旅館でいただく朝食の干物は最高。 | |
■伊豆文庫・休憩所・らうんじ
伊豆文庫とは太宰治資料館のこと。小さなお部屋に古い本や昭和を感じるポスター、太宰治年表などが雑然と並びます。
休憩所は玄関横にあるスペースで、周辺観光パンフレットなども揃い、海を眺めながら予定を組むのにピッタリ。お部屋以外にもこのようなスペースがあるのは嬉しいですね。
らうんじは玄関奥にあり、コーヒーやお茶をいただけるスペースです。夜はカラオケラウンジになるそうですが、静かに過ごせるのであれば雰囲気もよいのでお酒を愉しむのも素敵です。
登録有形文化財の純和風温泉旅館は、柱の美しい木目にタイル張りの洗面台など昭和の香りが漂う、昭和の日本を思い出させてくれる宿でした。
肉厚のやわらかいアワビの躍り食いや、新鮮なお刺身、朝食でいただいた干物と、新鮮なお魚と普段私たちが忘れている日本のすばらしい料理を思い出させてくれた、お料理目的で泊まりたい宿。
近くにはシーパラダイスがあり、海水浴場にも便利。天気がよければ富士山を見ることができる西伊豆の「安田屋旅館」は、ファミリーや三世代にもぴったりの旅館です。
安田屋旅館 予約・詳細:宿ぷらざ
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