古民家風の絶景露天風呂付客室
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宿泊施設名:森の入り江の離れ宿 無雙庵枇杷
エリア:静岡県伊豆市
交通:伊豆箱根鉄道修善寺駅バス50分
空室検索・予約:
一休.com
口コミ:1件
(画像提供:一休.com)
(2005年09月28日)
人見さんからのご投稿
●客室
夏の名残の残る西伊豆土肥温泉に今年3月にオープンした無雙庵枇杷。女友達と二人で行ってきました。行き方は、車か沼津港(JR沼津駅からバス10分)から出ている高速船ホワイトマリンでいくのがお勧めです。しかし、この船、意外に早く最終が出てしまったり、時間が限られてますので気をつけましょう。土肥港からは送迎してくれます。
細い路地をあがって行くと、古民家風の宿に到着。聞くところによれば、築100年以上の豪農の家を移築したとか。敷地面積1万坪にたった8室の離れや。いやがうえにも期待が高まります。フロント周りには、陶芸作品が間接照明に浮かび上がり、さながらギャラリーのよう。もちろん気に入れば購入も。
いよいよ客室へ。今回は、平屋作りの5棟のうちの「鶉(うずら)」。他にも、名前からして素敵な「橙(だいだい)」「菫(すみれ)」「蕪(かぶら)」「筍」とありますが、どれ1つとも調度や風呂は同じではないとのこと。他にメゾネットが「茜」「潮(うしお)」「蛍」の3棟。
どの部屋にも共通しているのは、源泉の露天風呂がウッドテラスにあること。露天まで源泉は珍しいです。部屋の名前に合わせてインテリアも変えているとは、御見それしました。これで、リピーターも飽きずに、またお気に入りをリクエストできます。(ただし、客室指定は有料)
客室に入ると、囲炉裏が出迎えてくれました。うーん…… 広い! スイートルームには何度も泊まりましたが、旅館でここまで広いところには泊まったことがなかったです。それは、天井が高いせいで余計にそう感じるのでしょう。冷蔵庫には、今日汲んできた伊豆の名水が! デッキチェアがベンチになっていて、海を見渡せます。畳の部屋にも、ゆらゆらと揺れる木製チェアがあって、あまりの気持ちよさに居眠りしてしまいました。
●夕食
さて、お待ちかねの夕食。個室でのゆっくりといただけるのはありがたいです。「炭団(たどん)」や「釜土」「篝火(かがりび)」「漁火(いさりび)」と火に関係する名前がつけられているだけあって、やはり囲炉裏があり、冬はここで鍋なんか出るのかしらなどと思いをはせるのでした。
料理は、1つ1つ丁寧に仕事がされた懐石風ですが、温かいものが温かいうちにくるなんて当たり前のことがきちっとされています。そして、宿の名前にもある枇杷の葉のグラニテや土肥産の野菜を使ったものを積極的に使っているのがゲストに「あ、旅しているんだ」という非日常性を演出してくれていました。
海の幸が新鮮なのはいうに及ばず、まるでパステルさんのプリンのような茶碗蒸し、あぶった烏賊刺しなど、上質なものを少しの量でたくさんの種類を食べたい女性にはうってつけ!(私は、大食いなのですが……)男性でも十分満足できると思います。ちょっと足りないかなと思う位で油断していると、最後の土鍋ご飯を食べきれないという憂き目にあいますよ。おこげが食べられないのはちょっと悲しいですから……
料理をサーブしてくださるスタッフが料理についての質問にきちんと答えられるのは、やはり、おもてなしの心得ができている証拠でしょう。料理が始まる前に支配人と思しきかたが「何かお部屋でご都合の悪いところはございましたか?」とご機嫌伺いに来てくださるとは、やはり客室数の少ない宿の強みでしょう。「おもてなし」という言葉にふさわしいサービスです。
●風呂
客室露天には、内風呂はついていません。その代わりシャワールームになっていて、なんと! ミストサウナ付き! 部屋にミストサウナなんて、全室スイートの目黒雅叙園位でしか味わったことはありません。家にほしいわ〜私の心の叫びでした。日ごろ露天風呂があるのに内風呂は部屋に入らないと思っていたので、この考えはすばらしい! 大賛成!
貸しきり露天も2つあります。階段を上って(といっても、客室はすべて離れなので、外を通るわけで、蝉のアタックを受けました)右左に分かれ、私は右側の白御影作りの露天へ。若干屋根が視界をさえぎりますが、左側も見てきた友人は、「右のが雰囲気も眺めもよかった」とのことでした。
驚いたのは湯上りにあった冷蔵庫。地元の牛乳屋さんの瓶牛乳が飲み放題状態ではありませんか! しかも、コーヒー牛乳まで! いやあ、湯上り処に、何たら茶とかおいてあるのは見たことありますよ…… 牛乳とは恐れ入りました。これぞ、ゲストのことを考えたサービス! もちろん、どうだポーズで一気飲みしたのは、いうまでもありません。ちなみに海に近いせいか、ちょっとナトリウムがはいっている様子の透明泉は、なかなか汗が引かないほどの効力が。
●施設
今回の開業記念プランでは、お部屋でエステが受けられるといううれしい企画。ついてそうそうに私は、リフレクソロジーを受けました。専属のセラピストによる日本のお宿唯一のホリスティックアロマだそうです。簡単なカウンセリングで、好きな香りを聞いていただいてオイルをブレンド。ベッドで施術を受けられる至福のとき…… かなり歩いたので、「きっ効くう〜」! おかげで、温泉効果もあってか、いつもより早く寝てしまいました。
今回は、行かなかったのですが宿のスタッフによれば、1万坪の敷地の多くを占める原生林にも近い<森>があるようです。そこには、宿の名前にもなった「枇杷」はもちろん、みかん、はっさく、ぽんかん、筍やきのこにいたるまでとれるそうです。
残念ながら、われわれが行った時期だけは、何も採れないのだそうですが、部屋のアメニティが入っている籠(ほら、築地に仕入れに行く板さんが持っていくような市場籠、わかります?)をもってフロントで借りたはさみを使って、とり放題だそうです。うん、今度は、フルーツマニア君と冬のみかんの時期また来なければと心に誓ったのでした。遊歩道を上り詰めると、この宿一番の眺めがのぞめるそうで、次回は駿河湾に沈む夕日を眺めたいものです。
●朝食
「旅館の朝食」といえば、鯵の干物…… と思いがちな常識を覆すのが、ここの干物。さより、むろ鯵、金目鯛…… そう、こちらでは、チョイスできるのです! 選べる幸福! それが味わえるのです。
伊豆といえば、地の金目! もちろん迷わず金目を選ぶと、ぱりぱりに焼いて持ってきてくれました。炭火で焼いたのでしょうね。香ばしい香りが鼻をくすぐり、良質の脂が口の中でぱあっと広がります。ああ! こんな干物で毎日ごはんが食べられたら、石チャンでなくても、「まいう〜」連発です。
●スタッフ・サービス
夕食の最後に、あまりに満足してデザートはもうないかなと思って、部屋に引き上げてしまいました。すると、程なくして電話が鳴り、「デザートがございますので、今からお持ちいたします」とわざわざ部屋まで運んでくださったのです。デザートはルームサービス状態でした。桃のグラニテが自然な甘さと上品な香りのハーモニーを奏でて絶品でした。
●感動した点
アメニティですが「ここは、旅館?」と首を傾げた私です。何故なら、外資系高級ホテルのブランド系コスメに比べ、旅館のアメニティは、せいぜい、タオルを入れる袋がついてるくらいなもので正直貧弱なイメージがありました。それが、この市場籠に入っているアメニティといったら! 資生堂エリクシールの基礎化粧品に足袋ソックスなんて当たり前! なんと! リップブラシのセットまで! 御見それいたしました。
全体にプライベートの時間を大切にする大人の宿という感じがしました。動きに無駄がないスタッフは、さながら洗練されたホテルマンのようでした。若い方が多いにもかかわらず、落ち着きある接客は、ハードにお金を払うのではなく、ソフトにお金をかけたい私のような世代の、そして今の時代にぴったりです。これから人気の出る宿となるのは間違いないでしょう。
森の入り江の離れ宿 無雙庵枇杷 予約・詳細:一休.com
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