文人墨客も愛した昭和8年建築の文化財の温泉宿
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宿泊施設名:落合楼 村上
エリア:静岡県伊豆湯ヶ島温泉
交通:伊豆箱根鉄道修善寺駅車15分
空室検索・予約:
一休.com
口コミ:2件
(2006年03月22日)
たのむデ!阪神さんの投稿
■客室
広々とした客室、木目の生きた天井、そして床暖房と、もうこれ以上望むものはありません。
■夕食
一品ずつに板さんの魂が込められていて、そして運ばれるタイミングも良く、ゆっくりと味わうことができました。
■施設
そこに在ることを忘れさせる程に磨き込まれたガラス類の多さに感動。
■スタッフ・サービス
優しさがあふれ出ているようなご主人と女将さんに会うだけで、癒されます。
■感動した点
文化財と言う大きな器を愛し、その気持ちをさりげなくお客様にフィードバックしてくれるスタッフのこころ遣いに優しさを感じます。
落合楼 村上 予約・詳細:一休.com
(2004年10月11日)

所長から
明治7年創業。島崎藤村や北原白秋などの文人墨客に愛された和風モダンな温泉宿「落合楼」。建物のほとんどは、昭和8年〜12年に建てられたもので、夏は暑く冬は寒い、急な階段があるし、多少の虫も入る……
しかし、館内はメンテナンスが行き届き清潔感が保たれ、玄関・本館・眠雲亭・宴会場・配膳室階段棟が国の「登録有形文化財」に指定。いたるところに芸術的な職人技を見ることができます。
歴史が刻まれた物語にあふれ、新しい宿では味わえない贅沢をこの宿では体験することができます。
■客室
客室は数寄屋造りの本館10室と、書院造の眠雲亭6室の合計16室。いくつかのタイプに別れそれぞれ異なる趣。今回通された本館「椿1」は、渓流沿いのせせらぎが聞こえるお部屋でした。
そのお部屋の戸はサッシではなく木の枠。横から見ると少し波打った昔ながらのレトロなガラス。子供のころ、おばあちゃんの家に帰省したときにこんなガラスがあったっけ懐かしい……
しかしこのガラス、今では作るのは難しく割れたらおしまいという貴重なものなのだとか。
■職人技
お部屋で一息ついた後に、館内の探検を開始。いたるところに職人のこだわりがあって興味がつきません。
特に、108畳の宴会場大広間にある直径一尺四寸という、腕を回して指がつくかどうかのサイズの紫檀の柱の迫力には圧倒。
また、広間1階のケヤキの床板は建築家も驚き興奮した技だそうで、ケヤキを厚く板状に削った後、乾燥→反り・曲がりが出る→削る→乾燥の作業を30年間繰り返してできたものなのだとか。
この、途方もない時間をかけた作業のおかげで、反り・曲がりが出やすいケヤキを使っていながら70年間隙間なし。脱帽です。
■お風呂
お風呂は、洞窟のようなお風呂を抜けると渓流沿いの露天風呂がある「天狗の湯」と、子供のころに行った銭湯を思い出すノスタルジックなタイル張りの大浴場。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。
また、庭の石段を下ったところには、もとは女性専用の露天風呂だったという貸切露天風呂もあり、贅沢な広さでのんびりできます。
■お食事
食事はお部屋出し。夕食の献立表には12品目の懐石料理が並び、御座付(付け出し)から甘味物まで旬の素材や地物を生かした料理がタイミングよく運ばれてきます。
その中で注目したいのは「天城山葵(わさび)」。清流を利用したわさび田が点在する湯ヶ島はわさびが特産。仲居さんが鮫の皮製のおろし板で丁寧にたくさんおろしてくれたものを、少し多めに御造りに乗せていただけば、香りとやさしい辛味にお酒が進みます。
また、朝食に出たわさび味の焼海苔にもびっくり。ツーンとくる辛味は朝の目覚めにぴったり。こちらもお酒のつまみにも合いそうで御土産にお勧めの一品です。
贅沢と懐かしさが混在する歴史ある宿のひと時。次回は、本を持ち込んで読書をするために訪れてみたくなったのは、やはり文豪の愛した宿だからでしょうか。
落合楼 村上 予約・詳細:一休.com
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