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ホテル名:山の上ホテル
エリア:東京都千代田区
交通:JRお茶の水駅徒歩4分
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一休.com
口コミ:1件
(画像提供:一休.com)
文化人に愛されてきた小さな老舗ホテル
(2006年11月10日)
人見さんからの投稿
■客室
今回は、文豪たちがこよなく愛した老舗スモールラグジュアリーホテル、山の上ホテルに宿泊。珍しく当日予約でしたが、最上階7階のコーナーツイン。アートセプトと呼ばれるこのフロア。廊下はさながらハイアット系のような感じの間接照明にウッドボード。でも、別館のあのがたんと揺れるエレベーターは健在!
部屋には、チョイ悪オヤジの憧れブランド、バング&オルフセンのオーディオ。ま、説明書を読まないとすぐには使えませんが…… 液晶テレビに、エトロのデユベカバー(これは西川)のベッドには、日本ベッド。シーリーやシモンズにこだわる高級ホテルが多い中、あくまでも昔ながらのお付き合いを大切にしているのは、さすが山の上!人づきあいを大切にしている証拠ですね。硬めで寝やすかったですよ。
■お茶
はい、やってまいりました。お部屋でティータイムです。
いつも通り茶漉しとティーポットをリクエストすると、茶漉しはなかったのでしょう。陶器のティーポットのほかに、茶漉しがついている耐熱ガラスのポットと二つ来てしまいました。。。お湯は、湯沸しポットではないので、「必要なときに、いつでも熱いお湯をお持ちします」ですって! これが、池波先生をとりこにした、「旅館イズム」ホテルのサービスでしょうか…… ただ、氷は有料なので、気をつけましょう。
朝食は、前回は、「てんぷら山の上」で極上の和食を味わいましたが、今回は10時半まで待って、ヒルトップパーラーで、お茶しました。朝、ぼんやりするのにもってこいです。
メニューを見ると、ダージリンとあったので、クオリティーシーズンを聞くと、学生バイトと思しきお姉さん、「え、?普通のですけど……」としどろもどろ…… ファーストフラッシュとかセカンドフラッシュとか取れた時期で、呼び方が違うし、味も違うし、茶園によって……いいや、そんなことは。でも、「普通の」は、ちょっとね。せめて、ブレンドされているのでわからないとかなんかいってお茶濁してね。。。
気を取り直して、林檎の紅茶の茶葉を尋ねると、またまた困っちゃった…… これじゃ私がいじめてるみたいなので。。。ちょっとお待ちくださいと、かなり待たされましたが、今度は、日本茶がブレンドされているというのと、なんと本物の茶葉を持ってきてくれました! ナイスリカバー! 林檎のチップが入った茶葉は香りがよかったので、こちらに決めました。フレーバーティーの場合、よく、香料で香りをつけているものが多いのですが、こちらのは、手作りのジャムも入れるので、本当に林檎の味わいが楽しめます。茶葉は、キャラバンコーヒーで扱っているそうですが。。。欲を言えば、陶器のポットの方が最後の1滴、ゴールデンドロップをきっちり入れられるのですが…… たしかにハリオやパイレックスのガラスティーサーバーは、見た目が優雅ですからね…… お部屋には、ホテルのロゴ入り日本茶のほか「ロンドンフルーツ&ハーブカンパニー」のカフェインレスのハーブティーもありますよ!
■夕食
今回は利用しませんでしたが、この規模のホテルのレストランとしては、なんと言う充実振り! 日本の天ぷらは、ここから始まるといっても過言ではないほどの「てんぷら 山の上」、銀座のこんどうといった名店も、ここで修行してきた主人が独立した店です。
バーフリーク憧れの「ノンノン」「モンモン」といった大人なバーや、手ごろな洋食しぇぬーなど名店が目白押し! 2食付プランもツインで1万円台と破格なので、次回はぜひ二食付プランで行きましょうと心に誓うのでありました。
ちなみに、新北京のオーダーバイキングは、ランチで5000円で、週末・祝日のみ2時間です。多分、私の結成している日本過食倶楽部のメンバーで行ったら、一人2万円分くらいは食べられそうな…… フカひれ姿煮や伊勢海老、北京ダックも7300円のディナー部門で食べられます。ランチタイムでも、フカひれスープやズワイガニの炒め物もあります。
■風呂
リノベーションで、一番手を入れるべきところがこのバスルームですが、結構変えないホテルが多い中。。。山の上ホテルさん! かなり大胆な手入れですね。。。床は、裸足でも冷たくないテラコッタのような素材で、気持ちいい! ジャクソンのシャワーは、スティックタイプです。かっこいいですけど、私はイナックスとか日本の製品のが使いやすくて日本人にはあってるとは思いますがね。トイレは自動洗浄。トイレットペーパーの予備は直接目に触れないように花柄でラッピングしてある心憎くさ! バスアメニティは、エ・ト・ロ! インターコンチのエトロスイートではなく、ここは、19000円の部屋ですよ! 松坂屋銀座店のエトロさんにお聞きしましたところ、エトロのアメニティは、日本未発売品だそうです。他のアメニティもすべて山の上のロゴとエルメスオレンジのパッケージに入ってとてもオシャレ。
■施設
本館のフロント奥には、まるで時が昭和初期で止まったようなクラッシックな空間があります。文豪たちが愛した書斎のような感じで、ライティイングデスクで、手紙を書けば気分は、もうベストセラー作家になれますよ!
■朝食
前回、てんぷら山の上でいただいたお話をします。私の中で、フォーシーズンズのみゆき、帝国のなだ万、パークハイアットのジランドールのおかゆが、3大和朝食でしたが、こちらを入れて4大和朝食ですね。出し巻き卵と焼き魚、おひたしにいたるまで職人さんの心意気が伝わってきます。ネタを入れる冷蔵庫のケースを見ながら、いつかはここで、池波先生も見ていた天ぷらのあげ具合に目を細めて、至福のときをまってみたいものです。
■スタッフ・サービス
サービスを作っているのは、マニュアルではなく、人であると感じさせてくれるのがこのホテルです。いつも、温かく迎え入れてくれます。いまどき、シティホテルでお茶が出てくるなんてここくらいでしょう。今回は、今、お茶をお持ちしますねといってから、なかなか来ないので、まあ、いいか、とりあえず、紅茶用ポットを持ってきてもらおうと思ってルームサービスにお願いしました。すると、紅茶ポットと一緒に、ちゃんとお茶を持ってきてくださいました。普通のホテルだとセクションが違うと、融通がきかないものですが、まるでこのホテルは仲居さんがお世話をしてくれるようです。おちゃをもってきてくださったかたがそのまま、ターンダウンしてくださいました。何度も違う人が出入りするより、ずっといいですね。
この日は、なんと! フルーツのジュレも出してくださいました。「いつもご用意できるわけではないのですが」との事でしたが。このジュレが、グレープフルーツの苦味がほんのりとして絶品でした。ヒルトップのアップルパイが有名ですが、あちらは私には、甘すぎるので(フルーツマニアの連れも甘いと言ってましたが)このジュレがいつも食べられればうれしいです。
■感動した点
とにかく、マニュアル化してないところがいいです。スマートな都会的外資系のサービスに慣れてしまうと、このホテルのような温かみのある対応がほっとします。普通、支払いカードがどこのホテルの物かと気がついても聞かないものですが、「○○ホテルさんにはよくお泊りなんですか?」なんて気さく過ぎ! フロント前に披露宴の受付があるなんてのもご愛嬌。エトロのアメニティは、インターコンチの横浜のエトロスイートと同じですねというと、初めて知りましたって。。。ホテルマンぽくないというか素人ぽさがいい意味で、誠実にゲストに伝わるホテルです。
客室に次回の宿泊の予約カードが昔ながらのままあるのは、パソコン世代でない昔ながらのお客様のためを思ってのことでしょう。エアメール用の封筒のなかにはすでに便箋が入っていたり、ここには、ベテランの女将さんでもいるのかと錯覚します。
見えない女将さんや仲居さんがいるようなホテル。そんな心地のよさが文豪を魅了し続けたこのホテルの歴史的遺産ともいえるでしょう。こんなホテルのロイヤルカスタマーになりたい、こんなホテルの似合うゲストになりたい、そう決意して、御茶ノ水の駅に向かったのでした。
山の上ホテル 予約・詳細:一休.com
【東京都千代田区の高級ホテル宿泊日記集】
![高級ホテル特集[渡辺旅行研究所]](http://www.wtrnet.com/image/logo/hotellogomini.jpg)




